基礎にこだわる

中学受験に取り組むとなると、難しい問題を攻略していかなければならないので、テクニックを覚えることに走ってしまい基礎を疎かにしてしまう可能性があります。

そこをいかに踏み止まって、基礎を大事にしていけるか…気を付けなければならない点だと認識しています。なかなか難しいでしょうけど…

まだ余裕のある今、基礎を大事にする習慣をつけるように取り組んでいきます。例えばどういったことを意識しているかですが…

我が家では、九九を覚える際にCDなど歌を聞いて覚えるといった方法は取りません。わからなければひたすら足し算をさせています。
これをやるとかけ算がどういうものか意識することになるし、足し算の計算練習にもなります。沢山の計算ドリルやプリントをやることで達成感を得られる方もいらっしゃると思いますが、小さいうちは教材を数多くこなすことよりも、見えないところでどれだけ頭を使ったかが大事だと思います。

まあ九九の話は一例でして、歌で覚えるのが間違いというわけでも勿論ありません。九九を操れるようになることそのものについては、足し算を何回しようが、CDで楽しく覚えようが違いはないでしょう。ただ、何事も丸暗記ではなく一つ一つ丁寧に理屈づけて説明できるようになっておくことは大事だと思います。

結構前になりますが、東大の数学の入試で「円周率が3.05よりも大きいこと」を証明する問題が出ました。これは円周率がどういったものか、一番の基本を抑えていれば、東大の問題としてはかなり簡単に解けるものかと思います。今年の中学入試にもこの問題を意識したものがあったようですね。

色々なことを習うけど、まず土台をしっかり固めることが後々大事になると思うので大切にしていきたいです。