難関校突破の為の得点率

先日サピックスからいただいた資料を眺めて考えていました。
「中学受験の問題は難しいけれど、実際どれだけできれば突破できるのかな?」と。

得点率って指標はあまり見ない気がするので、首都圏の難関校の合格最低点・合格者平均点の得点率を下表のように纏めてみました。f:id:juken-hacks:20210321073441p:plain
こうしてみると、各校でばらつきは当然あるもののどの学校もおおむね70%ほど得点できれば合格できるようですね。まあスレスレでの合格を目指すと危険なので、75%くらい得点できる力をつけることが目安になりますでしょうか。

こんなことを考えたのは、これから模試などを受けていく時の目標を決めておきたいと思ったからです。
どうしても偏差値や順位を気にしてしまうと思うのですが、偏差値や順位って周りに左右されるものじゃないですか?当然問題の難易度も試験毎に違うので、それぞれの問題の難易度も含めて立ち位置のわかる偏差値や順位というのも大事なのですけど…ただ、あまり周りとのことを考えすぎるよりも、自分の勉強の習熟具合やいかなる試験でも75%ほどの得点を取りきるというテストでのスキルが身に付いているか、を見ることを優先したほうがいいと思っているので私は得点率を重要視していきたいです。
よく模試の合格判定を見るよりも、過去問を解いて得点が取れるかが大事かという話がありますよね。そんな感覚です。

まだ各塾の模試や全国統一小学生テストも受けさせたことがないのですが、どのタイミングで受験させていこうかと考えています。現時点ではいい点数や偏差値を取らせたいといった考えは微塵もありませんが、子供がやる気を失くすことだけは避けたいと思い模試デビューの時期を模索しています。実際に模試を受けたら、子供の結果はともかく、何かしらの記録はこのブログに残していきます。

P.S. 記事の趣旨と関係はありませんが、渋渋の男女の合格最低点の差が激しいですね…色々思うところがありますがまた別の機会に書こうかな…

中学受験のモチベーション

どのように子供を中学受験へ誘導しそのモチベーションを高めていこうか思案中です。前に書きましたが、中学受験の存在に少し興味を持ち始めて前向きな姿勢を見せているので、放っておいてもその道に進むかもしれませんが。。まあ気持ちをより強固なものにする為に何をしようかな、と。

まず思いつくのは、文化祭などで学校を実際に見学してみて憧れを抱くことですよね。中高一貫校の文化祭は小学生向けのコンテンツも多く是非行きたいのですが、コロナの影響でまだ今年も厳しそうですね。小3のうちにそう言ったことをしておきたいんですけど、難しいのかなぁ。。文化祭に行けない場合に他にどういった方法があるか模索中です。

本気で中学受験を志すならばブレないことが大事だと思うので、スタートをビシッとしたいのです。それが出来ないと受験の道のりは本当に厳しくなるでしょうし…

こうも色々考えてまで中学受験をすべきなのかな?と自問自答することもありますが、考えられる選択肢を、何もせずに手放すということは考えられません。

子供には「色々なものに興味を持って、沢山の挑戦・失敗を繰り返し、自分の進むべき道を選んでいってほしい」と思っています。そんなことを考えている親が思考停止状態で中学受験に興味も持たず、挑戦や失敗といった経験を手放すのはいかがなものかな、と。中学受験の結果が一時的に望むようなものでなかったとしても、それをどう反省し活かしていくかが大事ですよね。失敗なんて存在せず、必ず成功に持っていくことが出来ると思います。

なんて思いの丈を綴ってみましたが、ただ単に、私のせっかちな性格が何もせず高校受験まで待ってられないだけなのかもしれません。
どんな選択肢にも得るもの失うものはあるので何がいいかなんて議論しませんが、中学受験をすると決めたら、それをどう成功させていくかを考えることは意味があると思います。
さて、どうモチベーションを高めていけるかな…もう少し考えてみます。

殿様のお力を借りに…

先日、入試分析会の資料を簡単に提供いただけないことから『殿様サピックス 』だなんて書きましたが、やっぱり動画見てたら資料も欲しくなりました。

理社はそんな響かなかったんですが あんま記憶がないので… 算国は何となく興味深かったように思います。全て流し気味に聞いてたのでハッキリした感想じゃなくてすみません。。

それぞれの塾に違いがあるのは当然で良さもそれぞれなのでしょうが、やっぱり算国のサピックスの先生のお話を聞いていて思ったのは、話し方が上手いからなのでしょう「きっと授業が面白いんだろうなぁ」ということです。

そんなこんなで、お殿様の元にお参りしてきました。

普通の塾なら多少の勧誘やら入塾に向けての説明がありそうなものですが、サピックス様はそんな素振りを見せることなく、あっさりと分析会資料をくれただけでした。まあお殿様ですからね(笑)

そのほうがありがたいのですがね、なんというか…
冷やかしで資料請求だけする人にコストかけて郵送するくらいなら、本気で欲しくて取りに来てくれる人に渡すほうが合理的なのは間違いないですからね。
そう言う部分にも賢さを感じますよね。

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あんまり親がベッタリ勉強教えるのもなぁ、とは思いますが、親が試験問題を分析して勉強を効率的にサポートするのは必要だろうな、とも思います。

本当に沢山の情報が溢れる中で、それを全部小学生1人で考えてやれなんて言ってたら、手取り足取りやってもらっているライバルにあっさり負けてしまいますね。よほどの天才は別として…

美しく勝ちたいですけど、美しく負けるくらいなら醜くても勝ちたいものですよねぇ。。

 

哲也と哲也

子供はまだ新小3…通塾もしていないし、全然中学受験ぽいことはしていません。
早くから通塾している同級生もごまんといるのでしょうが、うちはそういう感じではないので…

いや、全然いいんですけどね、全然いいんですけど…ブログに書くことがないのが悩み(笑)

そんな状況なので、子供の学習の記録ではなく親の私が半分趣味で色々調べている話にまたなっちゃいますね。
今日お話するのは算数(数学)の栗田哲也先生について。

先日、算数パズルで有名な宮本哲也先生に触れましたが、もう一人の哲也さん、栗田哲也先生の書籍も将来の準備がてら読んでいます。『スピードアップ算数』といった問題集も有名ですが、まだ子供の問題集というよりは、私が先々子供に算数を教える時の為、算数を思い出す為に読んでいる本がほとんど。具体的には以下の3冊は読みました。

公文…そろばん…何させよう、と悩むのもいいですが、こういう本を読んで子供に算数の面白い部分を伝えられるように考えるほうが私は好きなようです。

親と子の算数アドベンチャー―中学への算数

親と子の算数アドベンチャー―中学への算数

 
子どもに教えたくなる算数 (講談社現代新書)

子どもに教えたくなる算数 (講談社現代新書)

  • 作者:栗田 哲也
  • 発売日: 2003/08/19
  • メディア: 新書
 
暗算力 誰でも身につく! (PHP文庫)

暗算力 誰でも身につく! (PHP文庫)

  • 作者:栗田 哲也
  • 発売日: 2019/06/04
  • メディア: 文庫
 

 

私立の学費は高いのか?

中学受験の話となるとついて回るのが学費のお話。どこで見たかは忘れましたが、早稲田実業が今後生徒の募集数を減らし学費は増加するそうな…

学校HPでも公式にアナウンスされていますね。

www.wasedajg.ed.jp

まあこの早稲田実業の学費は高い部類であると思いますが、金額に見合った学習機会が提供されているのであれば問題ないのではないでしょうか。早稲田実業が実際にどうかはわかりませんが…そもそも感じ方は人それぞれですし…

私はお金持ちでもなんでもありませんが、私立の学費が特別高いものとは思っていません。子育てしているとわかりますが、人を育てるというのは大変なことだと思うのですよね。
公立と比べればそりゃ高いのだけど、公立の話を抜きに考えれば…ね。

だって、いくら貰えたら子供を1日7時間とかつきっきりで面倒見れます?
私は1日1万円とかでもとても無理です(笑)
子供は好きですけどね。いくら好きでも別の話なのです…

そう考えれば高くない気がしてきませんか?
あれこれ悩む暇があったら、もっと稼ぐことを考えて、子供と将来を切り開いていきましょう(笑)

殿様サピックス

先日記事にもしました各塾の入試報告会/分析会ですが、昨日サピックスから動画公開のメールが来てましたし、もう出揃った感じですね。記事ではTOMASも紹介してみましたが、私も見ることなく気づいたら公開期間終わってました。。まあいいですが…
juken-hacks.hatenablog.co

中学受験ビギナーの私としては、各塾の用意してくれた資料が興味深くて想像以上に参考になってます。日能研は無料で資料の印刷物を送付してくださいましたし、四谷大塚はちゃんと申し込んでおけばPDFで資料の閲覧や保存が可能です。

しかしサピックスは違いました。
申込時からわかっていたけれど、メールで届くのは動画閲覧の為のURLのみ。資料は登録した校舎まで取りにいかなければならないようです。
さすがサピックスですよね。勝手なイメージですが私の中ではお殿様的存在(笑)

自宅と校舎の位置関係からも子供をサピックスに預ける可能性は限りなく低いですが、ちょっと興味はありますね。わざわざ校舎まで行って資料をいただくかどうか悩み中です。

 

飛び級に思うこと

中学受験のことで言えば、皆さん受験を有利に進める為の先取り学習はかなりの確率で行なっているように思えます。
そんな状況でも高校や大学での飛び級というのはほとんど話を聞きませんね。色々語るほど海外事情に詳しくないのですが、日本はなんとなく諸外国に比べ飛び級の制度は整っていないイメージがあり事例もそう多くない印象です。

ただ、今年の入試では京都大学医学部の飛び級合格者が出たそうで…関連ワードを検索すると既に個人を特定しているサイトなんかもあるようです。
そう言う個人の話をしたいわけではないですが、流石に京大医学部となると話題になりますよね…

飛び級がそこまで浸透していないのは、様々なマイナス面でのリスクを考えてのことなんでしょうけど、今回のことが話題にならないくらい普通の事になっていく良いと私自身は考えています。本当に天才的な知力があって、大学受験を前に時間を持て余しているような子の道が開かれていくといいな、と。
京大医学部に限らず、東大の理系学部などにも飛び級制度ができればいいのにと思いますね。と言うのも、トロフィー感覚で東大理3に進む人がいるようですし、そういうのは本当にもったいない…
どうしても医者になりたい人の席をトロフィー感覚で医学部受験する人が埋めてしまうのは、何とも言えない気分になります。まあ学力勝負の選抜試験ですから医学部から医者以外の道を選ぶ人の文句を言うつもりはありませんが…

そう言うトロフィー好きの方の自尊心も満たしつつ、本当に進みたい分野に立ち止まらずに進んでいける道ができれば状況は変わっていくかもしれません。ただ、いずれは飛び級がまたトロフィー感覚になって先取り学習が競争のように進んで、それはそれで色々と歪んできてしまうのかとも思いますが…難しいですねぇ…

飛び級だけの話ではなくなりますがが、もっと大学に行くタイミングが多様化するといいのですけどね。社会人を経験してから大学に入って勉強する人がもっと増えたり…
あまり勉強したくない人がダラダラ浪人してまで大学にいったり、そういうのも無駄が多いような気がします。
年功序列とか新卒採用とか大学の入学可能年齢だとか、こういった年齢に関わる制限が無くなるとどのような世の中になるのか非常に興味があります。
そんな時代がいつか来るのでしょうか…